エンディングノートでの「家族へのメッセージ」の書き方

 エンディングノートは、単に葬式や遺産など自分の死後のことを記すためだけの道具ではありません。家族へのメッセージを残すことが、最も大切な役割の一つです。配偶者・子供・兄弟・孫など、自分を取り巻く家族に向けたメッセージを、必ず残しておいてください。きっとそれは、残された家族にとって宝物になるはずです。

 メッセージといっても、特に難しいことは考えなくてもよいのです。ただ純粋に、今の感謝の気持ちを書いてください。楽しかった思い出、出会った時のこと、今まで言えなかった感謝の言葉など、伝えたいことがあれば何でも構いません。とにかく、思いつくままに書いてみましょう。

 こんな言い方をしてしまうと、かえって書きにくいという方もいるかもしれません。まずは誰に対して書くか、という点から整理してみてください。配偶者にあてる場合は、出会ってから結婚し、今までにあった出来事を振り返っていきます。その時、配偶者がいてよかったと思ったことがきっとあるはずです。メッセージはその時のことを振り返りながら書くとうまく行きやすいものです。お子さん・お孫さんに当てたメッセージなら、将来を応援してあげるようなものがいいです。兄弟にあてる場合は、子供時代に助けられたことなどを振り返ってみてください。

 ほんの一言だけでもいいんです。ありがとう、の一言があるだけで、あなたの家族への想いが伝わるはずです。ただ、こうした個人へのメッセージを書くときは、遺産や葬儀などほかの項目を記入してから最後に取り組んでください。気になることを済ませてからのほうが、メッセージも書きやすいものです。